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龍馬伝(2010)

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なんだかんだあっても1年間見通しました@皆勤賞★★★★★(★5つ)
弥太郎は最後まで弥太郎だった度★★★★★(★5つ)

ついにまとめなくてはならない日が来てしまった。
そう、今夜ついに最終回を迎えた『龍馬伝』。
何度となく言っているが、本当に飽きっぽい私が途中、「なんだかなぁ・・・」とちょっと引いたりしながらも、結局1話も欠かすことなく、録画し、観続けたというある意味、自分史上記録に残る大河ドラマとなった^^;

今年の新年、岩崎弥太郎というか香川照之の度肝を抜く演技でスタートしたこのドラマ。
最後も、照兄の度肝を抜く演技で、終焉を迎えることになりました(笑)。
主人公は、龍馬でありながらも、実はおいしいところは全部弥太郎がもっていった!? と思ってしまったの私だけだろうか(笑)。というある意味、強烈な最期の弥太郎・・・(元三菱社員の父は、かなり納得できないラストだった模様。その気持ちはわかるが、私はかなりわろうた、わろうた^^ 龍馬の死で落ち込んでいる場合じゃないがぜよ^^;)。



今回、最終回を前にして、過去の龍馬系ドラマをいくつか見返していた。
中でも、中岡慎太郎を演じている上川さんの龍馬は、リアルタイムでちっくとみた程度であまり印象がなかったんで、しっかりと観ることにした。
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なるほど~。確かに、上川龍馬のほうが、本人にはよく似ちょりました。
5時間半のドラマなので、描き切れていない部分もあるが、年齢的にも龍馬に近い年齢だったこともあり、イメージ通りの龍馬像だった。ラストの近江屋シーンも、切られた後、少し会話が長いかなぁ・・・と思ったけれど、まぁ、短い中ではうまくまとめていたと思った。

でも!!! また、やっちゃったのよね・・・本日の龍馬伝・・・。
せっかくの近江屋シーン。
またも瀕死の龍馬がしゃべりすぎ^^; 寺田屋事件の再来です^^; しかも、なんちゃー苦しそうでもなく、そこが残念でした最期の福山龍馬・・・(涙)。上川中岡のほうが、暗殺慣れしている部分もあり、さらに演技がうまいこともあり、迫真の演技。ここに演技の差が出てしまったかも^^; 死にゆく人になんちゃーいわせんとも龍馬の功績は今までの47話でたっぷり描いているからいいと思ったんだけどなぁ。

これは個人的な意見だけど、龍馬は自分が命を狙われていることもわかっているし、殺されるに違いないこともわかっていたと思うんだけど、あの日あの場所では死にたくはなかったと思うんだよね。大政奉還してもなんちゃー変わらない世の中を影で変えようと思い、その変わっていく様を影から観たかったはず。
だから、頭切られたときに、死にそうになったときに「死にとうない!何するがじゃ!!!」と半狂乱になったと思うんだよね。個人的には、生にも執着した龍馬のほうが人間らしくていいんじゃないかと思う。
本当は、そんな龍馬をこの大河では期待していたのですが、意外と切られたことに悟りを開いてしまっている感じで、そこもちびっと残念でした。

そ、そして、NHK!!!!!!やってくれだがじゃ!
暗殺時に選挙速報を流すとは・・・なんと応用力がないんでしょ・・・。
確かに、これも国家の大事な時世なので仕方ないのですが、今回のリアル映像にこだわるカメラワークは暗殺時に非常に暗く、その上に選挙速報がのっかってしまったもんだから、余計見えない・・・。
えええ??亀ちゃんが斬ってるの?SIONさんはどこ? あ、達也さんは度の場で観ているだけのずるっこい役回りだったのでやっとわかったけど、えええ?亀ちゃんいたの? SIONは???ともうそればかり・・・^^;
セリフも達也さんが一言、SIONさんに関しては「放っておけ」だけという驚き(笑)。あのハスキーボイスでしゃべってほしかなったなぁ~^~^
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本当にいい感じの暗殺顔です(笑)。達也さん、メッチャかっちょいい^^

でも、近江屋シーンよりも、亀ちゃんと照兄の2ショットシーンに深く感動してしまったのは、私が照兄ファンだからなのかしら。初共演。断絶を超えた従兄共演・・・。やっぱり似ちょるなぁ、と物語と関係なく感動したりして。

しかしながら、本日の冒頭シーンは、ペナルティーですT▽T
南朋君がもう一度出てくるという話は聞いていたが、こーいう形で出てくるとは!!
あぁ、武市さん! 以蔵!!!! 長次郎・・・T▽T
死人を使うなんて、ズルイズルイ、これは泣かせようとしちゅーしちゅーT▽T
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でも、想い出の人を出すなら、最終回にもう一度容堂と後藤を出してほしかったなぁ~。
これはまったく個人的なことなので、ストーリーに関係なくてもいいんですっ!」

そして、最終回にして、F山先生以上に目立っていたのは、上川さんと照兄の2名。
まずは、上川さん。新撰組との絡みのシーンで、おっそろしく素晴らしい殺陣を魅せてくれた。もう、F山先生の殺陣のシーンがいかに勢いだけでこなしていたか、本物の殺陣とはこれだよね~、というのを魅せてくれた気がする。すげーーーかっちょよかったです。ちょっと古いけんども「ほれてまうやろぉぉぉ!!!」って感じでした。なんでここまで上川中岡を使わんかったんですろう??
でもって、暗殺のシーンの演技も上川中岡に軍配^^
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さらに、やっと照兄ファンを泣かせてくれたのが、近江屋前での弥太郎。
完全なるフィクションだけど、「龍馬、龍馬、リょうーま!!!!」と叫びまくる弥太郎。「龍馬を返してくれ~龍馬を返してくれ~」と地べたを這う弥太郎には、正直泣けた。
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弥太郎の龍馬への嫉妬心を語ることから始まったこの龍馬伝。嫉妬は強い憧れである。恋だって、相手のことを想えば想うほどに、嫉妬心は強くなる。相手が自分だけを見ずに広い世界ばかり観ていたら。しかも、彼が動けば動くほど、自分の心の根の小ささが露呈してしまう。
最初の「あんなに脳天気で、自分勝手で、人に好かれて、女にもてて、あれば腹の立つ男はどこにもおらんじゃきに~ ! 」がラストでまた登場する。
ここで、弥太郎の龍馬伝が結びとなるのだ。

そして、驚きの弥太郎の最期でエンディング(笑)。
弥太郎の熱演で、涙しながらも、思わず笑ってしまう弥太郎のラスト。なんかこのラストを観たら、弥太郎ってばどういう終わり方をするんだろうか?と思っていたけど、これが弥太郎らしいのかもしれないなぁ、と。ちょっと毒っ気は強いですが^^;

照兄は、来月、正岡子規でも最期をみせなくちゃいけないから、ね・・・。いろんなバリエーションで臨むことは大事っす!

しかしながら、終わってみると何だかあっという間だった。
「もっと歴史を描いてほしい!」「徳川サイドも描いてほしい!」なんて思いは色々募ったが、色んな意味で楽しめた大河だった。幕末の本を読み漁り、旅なんぞもしてみたりして、そして、ちょっと遠くを観ながら時世について考えてみたりもした。男ドラマだった部分も楽しめた要因だったかもしれない。

来年は、女ドラマ・・・。『篤姫』にはハマったけど、あれは、すべて堺雅人吸引力のなせる技だったので、今回はかなりやる気なし・・・。
だって、上野樹里が苦手だし・・・。メンズに心そそられないし・・・。鈴木保奈美とかどうでもいいし・・・。
F山に続き、アミューズのバーターの香りが漂うのが・・・・^^; すげーアミューズの人ばかり出るし^^;

まぁ、しばらくは龍馬廃人で行くことにします^^;

年末の総集編は、弥太郎@照兄と後藤@青木がゆかりの地をレポする付録付きらしいので、これを楽しみに師走の激務を乗り切ることにしよう。
by lifeis4989 | 2010-11-29 00:15 | 大河ドラマ

ヒジョ~~~に偏った視点で、思い切り勝手に選んだ映画やドラマの感想とその周辺のお話。


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